オフィスの価値を問いただす家具サブスクリプション。株式会社 subsclife(サブスクライフ)!

表参道をほんの少し脇に入ったところにあるヴィンテージマンションの一室から、家具との新しい付き合い方を提案する「株式会社subsclife(サブスクライフ)」。そのオフィスの魅力と事業にかける想いを伺いました。

2019.11.6

ハイクオリティ家具と居心地の良さに満たされた、“オフィスらしくないオフィス”

ーー現在のオフィスは、どんなことを大切にして選びましたか?

決め手はやはり、表参道駅から数分、という立地でした。築50年近いマンションなので、今の建造物ではできない天井の造りやしっかりとした構造も魅力ですよね。一方で、新しいものも取り入れたい気持ちもあり、床や壁、造作家具などは自分たちで手作りしました。2部屋をつなげて広がりのある空間にし、それに伴ってトイレを2つ設けられたのも、女性スタッフの多い我が社にはプラスでした。
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ーーオフィスのコンセプトやポイントは何ですか?

オフィス感をあまり出したくなかったので、木目を基調としました。閉塞感を感じないよう会議室をガラス張りでオープンにしたり、執務家具はグレーのものをセレクトして重さを軽減したり、グリーン(観葉植物)をたくさん置いたり。そうした工夫は随所に採り入れています。また、カーテンがあるのもオフィスでは珍しいかもしれません。外からの目隠しという機能面ももちろんありますが、面積が広い分、部屋の雰囲気を決める大切な要素だと思います。
インテリアを取り扱っているという仕事柄、オフィスには新しいことを積極的に取り入れていきたいですね。


ーースタッフの皆さんや来客からの評判はいかがですか?

スタッフからは「とても居心地がいい」という声が多いです。以前、移転の話もあったのですが、「ここから動くのはイヤだ!」という強い要望があり、あっさりやめました(笑)。
お客様にも「雰囲気がいいね」と言っていただけることが多く、とてもうれしく思っています。ヴィンテージマンションならではの贅沢な造りや、管理がしっかり行き届いていることも、ありがたく感じますね。

ホワイト×ブラックが映えるエントランスでお出迎え

オフィスのドアを開けて最初に目に入るのは、白い壁に掲げ...

オフィスのドアを開けて最初に目に入るのは、白い壁に掲げられた「subsclife」のロゴ。置かれているレモンイエローの自転車(スタッフの私物)も、まるでインテリアの一部のようです。​

心の余白をもたらす、“会社っぽい”重苦しさと雑然とした雰囲気とは一線を画す執務室

執務室に並ぶライトグレーのデスクは自社取り扱い製品。左...

執務室に並ぶライトグレーのデスクは自社取り扱い製品。左側のガラス張りの部屋は会議室。ガラスで仕切られているため閉塞感を感じさせません。自由な発想の造りは、オープンな社風のあらわれ!? 「人がたくさんいても、窮屈さを感じがないほうが仕事はしやすい。オフィスの雰囲気が良くなる光の入り方とかも大事。物理的な余白が心の余白を生んでくれる、という感じでしょうか」。

目指すは森⁉ オフィス内の至るところに癒やし効果バツグンのグリーンを配置

窓際には大小のグリーンがずらり。水やり担当は社長自身だ...

窓際には大小のグリーンがずらり。水やり担当は社長自身だそう。カーテンのナチュラルな雰囲気と相まって、オフィスの中にまるで小さな森があるよう。

ショールーム兼備!インテリアを扱う企業らしくすぐれた意匠の椅子も違和感なく陳列

取り扱い商品である椅子が並ぶスポットも。ショールームを...

取り扱い商品である椅子が並ぶスポットも。ショールームを構えず、ここでお客様に実際に見て、触れてもらうことも兼ねています。

定額の家具提供サービスで、インテリアの質の向上に貢献

ーー貴社のコンセプトや事業内容について教えてください。

私たちのビジョンは「家の中を、世界一、豊かな国へ」。家の中、は「オフィスの中」に置き換えてもいいでしょう。
常々、日本はインテリアの分野で世界に遅れを取っていると感じていました。今でこそ、ベンチャー企業などは、おしゃれなオフィスにしようとがんばっていますが、それでもやはり海外に比べると遅れていますよね。その要因のひとつは、家具の価格競争だと僕らは考えています。例えば新しくオフィスを構える場合、たくさんの家具を一括で購入しなければならず、どうしても安いものを選ばざるを得ない。でもそれは、安いから買っているだけで、決してモノ自体に満足しているわけではないと思うのです。最低限の機能は果たしていても、すぐに壊れてしまったり、部屋の雰囲気にそぐわなかったり。移転する時には、結局捨てているのが実状です。

だったら、長く使えるものを買ったほうがいいはずですよね。僕らの事業では、ブランド家具やこだわりの家具を月額 500円から利用いただけます。イニシャルフィーが通常の 20分の1程度に抑えることができるため、諦めていたデザインやクオリティも叶えられる。企業には徐々に定着してきているサービスだと思います。
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他社の追随を許さない商品クオリティとラインアップ

ーーサブスクリプションという考え方が広がっている昨今、貴社の特異性は何だと思いますか。

「定価以上を請求しない」というモデルはサブスクライフだけです。
また、取り扱う家具のクオリティにもこだわっています。余剰分や在庫を貸し出すのではなく、より良い家具を作っている方たちの家具や家電を厳選して、しかも新品だけを取り扱っています。
現在45,000種類もの家具が揃っています。このカバレッジの広さは圧倒的に優位にあると自負していますね。
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ーー取り扱いブランドは60を超えるとか。メーカーさんとの関係構築で、ご苦労などはありますか?

あまり苦労はしていません。こだわって、考え抜いて、良い家具を作っている会社さんはあるけれど、それを売るのは大変です。その状況に対して、僕らのできることはある。一方良しではなく、“三方良し”のビジネスを回していきたい。そういうビジョンに共感してくださるメーカーさんとお取引させていただいています。

目指すは subsclife=“家具サブスクの代名詞”認知度アップが課題

ーー今後はどんな展望を描いていますか。

「家の中を、世界一、豊かな国へ」というビジョンを広く浸透させるためには、認知がまだまだ足りていないと感じています。認知度を上げて、オフィスでも家庭でも「家具を買うときは、まずはサブスクライフ」というイメージを定着させるのが、今後 1,2年、注力したいことです。認知されれば売れるサービスだという自信はあります。


ーーサブスクというビジネスモデルには追い風も吹いていますね。

そうですね。それに加え、環境問題や、豊かさとは何かという本質に立ち返るような問いかけも今後もっと白熱していくはず。サブスクリプションの考え方は、そうした問題に対してもある種の道しるべになれるのではないかと思っています。
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家具サブスクでオフィスや家庭をもっと自由に、もっと豊かに

随所にセンスの良さとこだわりが光るサブスクライフのオフィス。この洗練された空間で、どんな事業に取り組んでいるのか。その内容や込められた想い、描くビジョンについて代表の町野健氏にも話を伺いました。

「いいひとに定着してもらうためには、オフィスはすごく重要」
という考えが具現化されたようなオフィス。
近々、スタッフ増加に伴うスペース確保のため、フリーアドレスを導入したり、家具を入れ替えたりする計画もあるそう。さらには、移転する際にはフルリノベーションに挑戦したいなど、新しいことに積極的にトライする柔軟な姿勢も感じられる、しなやかな印象のオフィスでした。
株式会社subsclife(Subsclife Inc...

株式会社subsclife(Subsclife Inc.) 代表 町野 健

1974年生まれ。大学院卒業後、日本HP株式会社に入社。その後、株式会社マクロミルにて経営企画、海外事業立ち上げ。2012年に株式会社グライダーアソシエイツを設立し、キュレーションマガジン「Antenna(アンテナ)」をスタート。3年で500万ユーザーを獲得。2015年、カマルクジャパン株式会社のCo-Founderに就任。2019年4月より、社名を株式会社subsclifeに変更。

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道218
https://subsclife.com/
<撮影・文>
ライター Kayo Miyago
(一部画像:株式会社subsclifeさまご提供)

※記事の内容は公開時のものです