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『HR×ITでよりよい未来へのきっかけを』株式会社groovesのオフィスに行ってきた
オフィス取材
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『HR×ITでよりよい未来へのきっかけを』株式会社groovesのオフィスに行ってきた

by 古源哲太 2015.11.30

表参道駅から徒歩5分。クラウドリクルーティング事業を始め、HRのIT化を推進させる株式会社groovesのオフィスに行ってきました!

表参道駅から徒歩5分。クラウドリクルーティング事業を始め、HRのIT化を推進させる株式会社groovesのオフィスに行ってきました!

重厚感のある扉がありながらも、開放感が感じられるエントランス

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エレベーターホールから室内の様子がみえ、明るくオープンな第一印象。個性的な植物たちが出迎えてくれました。
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ワークスペースを横切る通路は広さこそ、そこまでありませんが、鏡面が通路を向いていることもあって、窮屈な気持ちになりません。

ワークスペース

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プライバシーが考慮されつつ少し目線を上げれば対面でも会話ができる、程よい高さで仕切られたキュービクル仕様です。
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ワークスペース脇のミーティングスペースはスタンディングタイプで、カジュアルな打ち合わせもできます。
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人数や用途に合わせて柔軟に部屋の仕様がかえられる、可変性の高い来客・MTG用スペースが複数あります。

R&Dルーム(集中部屋)

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エンジニア向けの集中できる部屋もありました!
通りに面したこちらは日当たりも抜群。
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部屋の逆側は間接照明で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

Campusルーム(多目的スペース)

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お洒落な本屋さんのようなこちらはセミナーや勉強会・多人数のミーティングでも利用可能な多目的スペース。

リフレッシュルーム

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新しく設けられたというリフレッシュルーム。
ビーンバッグチェアやソファが置かれています。
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休憩時間になるとこのようにみなさんくつろいでいらっしゃる模様。
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上部に目を移すと、世界6カ国の時刻を刻む時計があります。

印象的なライティング

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groovesさんのオフィスはやはり『余裕』を感じさせる照明使いが印象的です。
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お手洗いの男女の区別もライトで。
かっこいいですね。

Directorルーム(社長室)

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Directorルームにもお邪魔しました。
応接スペースもあり、最近減少傾向にある社長室の良さが実感できます。
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普段、池見代表が座っているというデスクからはなかなかの貫禄が出ています・・・
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インタビューを行いました!

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協力してくれたのはgroovesコーポレートデザインの三浦さん(左)と川島さん(右)です!

オフィスのテーマ、こだわりは?

このオフィス自体は居抜き物件で、引き渡し直後は「かっこいいモダンな」オフィスだったのですが、どこか無機質で、天井の低さからか閉塞感があり、もっとあたたかさや親しみやすさ、過ごしやすさを演出したいなと思いました。

そこで、可能な限り設けられていたパーテーションを撤去し、ガラス扉に貼られていたスモークシートも取り去って光が部屋の隅まで行き届くようにしたり、植物を多く配置したり、ワークスペース内にBGMを流すなど、極力追加工事をせず、あるものを活かすような工夫をしたところ、結果として当初懸念していた無機質さや閉塞感を感じさせない空間にすることができました。

オフィス選びで苦労した点は?

まずは、『これからの増員にしばらく耐えうるワンフロアオフィスを表参道で』という限定条件をクリアする物件探しですね。

久しぶりの移転ということでテンションもあがって、いろいろと情報を収集し熟考したのですが、移転先として選んだのはこれまでと同様に表参道でした。表参道以上にIT企業にとって好都合な場所が他に見つからなかったという結論です。その前提での物件探しは本当に難航しました。

渋谷の再開発などにより表参道界隈に引っ越してくるほかの会社も少なくなく、特に人気のワンフロアは早い者勝ちの状態だったので、結局物件を探し始めてからこのオフィスに巡り合うまでに1年以上かかりましたね。
ちなみに余談ですが、これまで12年間で7回移転してきまして結果、一貫して表参道、さらには南青山5丁目に居続けることになりました(笑)

オフィスづくりで苦労した点は?

ワンフロアの願いは叶ったのですが、ワークスペースは実はいくつかに分断されることになりました。苦労したことといえば、物理的に働く場所が分断される中でもコミュニケーションやそもそもの業務遂行に支障が出ない仕組み作りでした。

その際に参考にしたのはハーバードビジネスレビューに書かれていた「ぶつかるコミュニケーション」という考え方です。企業の生産性やパフォーマンスの向上のためには、人と人の偶然の出会いや交流が大事なのだそうです。取り入れた施策としては、社内のゴミ箱の数をあえて減らしたり、「喫煙者コミュニティ」ではないですがコーヒーミルとドリッパーを用意して自分で豆から挽いてコーヒーをいれさせることで、給湯室にいる滞在時間をあえて長くさせて、休憩をする人たちが話す時間を設けたり。今でこそ、いつも誰かしらがいる状態ですが、デッドスペースになりかねないという不安を抱きながらもリフレッシュルームを設けたのはなかなかの英断だったなと感じます。

また、これらオフラインのコミュニケーション以外にも、移転前の3ヶ月以上前からおこなったオンライン上でコミュニケーションをとるウォーミングアップにより(全社でのSlackやQiita;Teamの導入等)、分断後も社内コミュニケーションにおいて問題は見られませんでした。

移転してからの変化は?

こちらの目論見どおり、オフィス面積の拡大や働くスペースの分断があったにも関わらず、社内コミュニケーションは減るどころか以前よりも増加しました。

特にリフレッシュルームは好評で、終業後にアルコール摂取も可能とし、会社の重要な交流の場として定着しています。

社内での評判はいかがでしょうか?

以前のオフィスの広さから2倍以上の面積になったので、そこはもちろん好評ですね。

その他、トイレの数が単純に増えことや(前は男女一つずつしかなかったので…)移転を機に作成した社員証を兼ねたセキュリティーIDもかっこいいと大変好評です。
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不便な点はありますか?

オフィスの特徴でもある照明の形状や色調が多岐にわたっているので、電球がきれたときの交換が大変ですね。
いまだにすべての電球の種類を把握できていないです(笑)

今後、理想とするオフィス像はありますか?

やはりまず念頭にあることは生産性やパフォーマンスの向上の支えになるオフィスづくりですね。その大事な一つの要素が「ぶつかるコミュニケーション」であり、そのために意図的に仕掛けを作り続けたいです。人の導線の効率化を極めようとすれば近年のテクノロジーの発達もありいろいろ実現できるとは思うのですが。それ以外にもいろいろチャレンジして「このオフィスで働く価値」の最大化をしたいです。

また、もちろん、1日の大半を会社で過ごすことにもなるので、居心地の良さにもこだわっていきたいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

もともと建築事務所が入居していたフロアを一部居抜きで利用したというgroovesさんのオフィス。
造作前は仕切りが多く設けられていてコミュニケーションの妨げになるため、仕切りをほとんど抜き取りコミュニケーションの増加を強く意識されたのだそうです。
表参道というハイソサエティな土地に違和感のない、お洒落なオフィスでしたね。
※記事の内容は公開時のものです