なぜオフィスを持たない若者が増えたのか!

“ノマドワーカー” こんな言葉が身近に感じられてきて様々な働き方、業種が増えたことを体感し始めました。そこでノマドになった経緯、それに対するポジティブな意見とネガティブな意見を交えてオフィスを持たない若者について考えてみました!

2015.2.25

NOMAD(遊牧民)

ゆうぼく【遊牧】
[名](スル)
1か所に定住しないで、牛や羊などの家畜とともに水や牧草を求めて、移動しながら牧畜を行うこと。
「裾野の草原で―する」
つまり “ノマドワーカー” とはゲルという持ち運び式の家屋とともに遊牧するモンゴルの民族のように
特定の場所ではなくネット環境のあるカフェや図書館へパソコンを持ち込んで仕事する人たちのことです。

どうしてノマドになったのか?

「何をやるか(What)」よりも「どう働くか(How)」というスタイルを大切にしたかったからです。
就職活動時には「どんな職種か」「どこの会社か」ということにしか目に入らなかった自分が、20代をずっと会社員として過ごしてきて、次第に「どんな風に働きたいのか」に意識が向くようになりました。
例えば、年に2回2週間の有給休暇を取得して海外に行くんじゃなくて、世界中をあちこち回りながら仕事がしてみたい。
あるいは、肩書きの中で役割を決められるのではなくて、自分の興味の赴くままに、色々な仕事に挑戦してみたい……そんな願望が自分の中で抑えきれないくらい強くなった時、「この働き方のスタイルは、会社員のままじゃ出来ない」と確信して現在に至ります。

30歳ちょうどで会社を辞めたんですが、あと30年、40年もこのまま会社員として働くのは嫌だったし、会社や業界に何かが起きた時に共倒れするリスクだってある。収入を一つに頼るのはリスクが大きくて、それは一般的にブランドと称されるような企業だって例外じゃない。じゃあ、まずは小さな仕事でもいいから、複数の仕事を同時に手掛けることによってリスクを分散させながら、次第にフリーランスとして力を着けていこうと思ったんです。
……とはいえ、会社を辞めてから約半年間は全く仕事も収入も無く、更に半年間はひとりで食べていくのもやっと(いや、足りない!)という状況だったんですけどね。
特別ノマドになろうっていう気持ちは全くなかったんです。もともと三重県で働いてたんですけども、うちの嫁さんがたまたま東京の方に転勤になって、僕が嫁さんに付いていくことになりました。

僕が勤めている会社は事務所にきちんとスタッフがいて、自分は事務所にいなくても仕事が出来るという環境が既に整っていたので、そのまま東京で仕事をすることにしました。

東京では事務所を借りずにスカイプとかクラウドツールを使えば仕事が出来るので、いわゆる在宅ワークかノマドという形でやろうと考えたのですが、在宅でやっていると気が滅入ってくる部分があるので、喫茶店とかワーキングスペースでやることが増えました。

そうすると自然にノマドワーカーっていう形になりました。僕はノマドワーカーという言葉が流行る前からやってましたね。
会社員として働いてみてからスタイルの違いを感じて、フレキシブルで自由度の高いノマドになる方が多いみたいですね。

賛否両論なノマドスタイル

そんなノマドの方たちですが、当事者以外からは賛否両論の意見が目立ちます。

ポジティブな意見

■ココロの余裕
いつでもすぐ作業に移れるということは、急な用件にも対応できるっていうことですし、ちょっとの時間をこまめに使うと意外と多くの作業をこなすことができます。
■電話をかけるときを決めて集中的にできる
メールよりも電話ってちょっと敷居高くありませんか? 僕は電話をするとそれに集中力を取られるほうなので、PCに向かい、電話して、PCに向かい、電話してみたいな細切れな作業はいまいち苦手だったりもします。ノマドワークの現場は、オフィスと違っていつでもどこでも電話ができるということではないので、むしろ電話はまとめて、静かな環境にいるときにかけるようになって、結果作業効率が良くなったりします。
■一瞬のひらめきも逃さない
アイディアもメモるだけではなく、一瞬思いついたときにそのひらめきを逃さずサーっと書いたりすると、あっという間に良いプレゼン資料ができちゃったりしますよね。これはモバイルとも相まって強力な武器になりますね。
■カフェ、逃げ場に詳しくなる
よく行く駅やビルなどのカフェのメニューや電源・電波状況にやたら詳しくなります。
オフィスの家賃が浮く(経費節約)
自分の好きな場所で仕事ができる
上司/部下の目を気にしなくて良い
PC1つで仕事ができる
交通機関がマヒしても仕事ができる
大きくは心理的なもので、その他は機動性による時間節約やローコストという点もウケているみたいですね。
たしかに、満員電車に乗らなくてもいいのはかなりのストレス削減になります!

ネガティブな意見

完全なる成果主義
ノマドに限らずフリーランスで仕事をする場合、結果が全てです。仕事の過程であなたがどこでどんなに頑張ろうと誰も見ていません。叱ってくれる上司もいません。励ましてくれる同僚もいません。文句を言ってくれるクライアントはまだ望みがありますが、仕事の結果に満足しなかったクライアントは黙って離れていくだけです。中途半端な仕事をしていると、すぐに仕事はなくなります。
〆切などの約束事が守れないのは論外です。電車が遅れようと、雨が降ろうと雪が降ろうと槍が降ろうと、約束事を守れないのであれば、仕事を打ち切られても何の文句も言えないと思っていないと、ノマドは成り立ちません。他の面での拘束がない分、絶対に守るべきところというのは存在します。
ノマドというのはイメージ的に自由なだけで、実際のメリットというのはそれほどありません。社会的にもマイノリティーな存在なので、周りの視線は必ずしも暖かくないのも事実です。

そんなノマド達へ、ネット上での揶揄も目立ちます・・・

【ドヤリストに聞いたスターバックスコーヒーでドヤ顔できる必須アイテムベスト4】
4位:MacBook Air 11インチ:128GB
「これぞまさに、もっともリーズナブルにスタバでドヤりたい人の入門機! コンパクトで機能性あふれる、まさに自分専用の秘書のような存在です」

3位:MacBook Air 13インチ:128GB
「4位よりもさらに大きなサイズの画面を使い、よりドヤ顔を周りのみんなに見せつけたくなったらコレ。一皮むけたドヤラーのための中級機といえるでしょう」

2位:MacBook Air 11インチ:256GB
「見た目は4位と変わりませんが、フラッシュストレージが256GBと倍に。そのため多くのファイルを保存することができますので、スタバで長時間ドヤりたい人には必須のアイテムです」

1位:MacBook Air 13インチ:256GB
「私も使用している、スタバでドヤるための最強アイテムがコレ! ドヤラーを超えたドヤりのプロ、ドヤリストなら絶対に欲しいアイテムです。ドヤリストの多い『スターバックスコーヒー アークヒルズ店』では、普通の客がMacBook Air 13インチ:256GBが多すぎてアップルストアと間違えて入ったのかと思うほど、ドヤリストたちであふれかえっています」
【都内のスターバックスコーヒーで『MacBook Air』をドヤ顔で広げている人が多い店ランキングベスト3】
1位:アークヒルズ店(港区)
東京・赤坂にある MacBook Air ドヤ顔マン御用達と言っていいほど、超絶ドヤッている店舗だ。店内も広く居心地が良いし、電源も配備されているので長時間のドヤ顔にも最適である。

2位:芦花公園店(世田谷区)
世田谷区の高級住宅地近くの芦花公園店は駐車場もあり、ポルシェやジャガーなどの高級外車が多く停まっている、セレブ MacBook Air ドヤ顔マンであふれかえる店舗。都内からもアクセスが良く広いため、仕事に集中したいエリートがドヤるために集まるようだ。

3位:表参道 神宮前4丁目店(渋谷区)
場所が非常にシャレオツなためクリエイティブな MacBook Air ドヤ顔マンたちが数多く集まる。また、付近には有名スポーツジムの「ゴールドジム」もあるので、スポーツで汗を流した後にスタバでドヤる人も多いらしい。

まとめ

うーん……
会社と自分の持つ労働のダイレクションのギャップによって自由を求める若者が増えて、それに比例して増えたノマドワーカー。
しかしオフィスを持たずに働くということは、いいことだらけじゃなさそうですね。
そして、あまりに現実的な問題が多いのも事実。
個人的な見解ですが、ノマドだとどうしてもカフェの電波などを使って仕事を行うので、必ずしもデータの機密性が高くありませんし、通話に関してもいつ、どこで、誰が聞いているかの安全な確証は存在しません。

今後オフィスを持たない若者が増える時代を迎えるにあたっては高度な能力や知名度、仕事の遂行力が求められ
さらにはクライアントとの責任管理問題が大きなテーマになるのではないでしょうか?