日常に注がれる「ありがとう」「おめでとう」「お疲れさま」という感謝や労いの言葉や気持ち。これらの気持ちを eギフトというカタチにして、気軽に、且つスピーディーに届けることができる eギフトサービス「giftee」(ギフティ)。2019年 9月に東証マザーズへ上場し注目を浴びる株式会社ギフティに訪問、オフィスのこだわりやサービスへの想いをお聞きしました。
日常に注がれる「ありがとう」「おめでとう」「お疲れさま」という感謝や労いの言葉や気持ち。これらの気持ちを eギフトというカタチにして、気軽に、且つスピーディーに届けることができる eギフトサービス「giftee」(ギフティ)。2019年 9月に東証マザーズへ上場し注目を浴びる株式会社ギフティに訪問、オフィスのこだわりやサービスへの想いをお聞きしました。
キーワードは「本」「コーヒー」「ニュートラル」─ 社員が自然に集い、会話が弾む空間づくりに成功!
2年前、事業拡大や人員増加に伴い、この五反田のオフィスに移転しました。営業がしやすいように山手線沿線であること、駅近(五反田駅から徒歩約 6分)の立地が決め手でした。また、コミュニケーションが円滑にできるようデスクを隔てる壁は設けず、スタッフがワンフロアで働けることを、特に大切に考えました。“ワンフロア” というのは、今後移転することがあってもこだわっていきたいところかもしれません。
心を落ち着けて仕事ができるように白や木目調などのニュートラルな色をベースにしています。また、6月に創業時からのものに替えて刷新したばかりの当社のロゴマーク『giftee*』の 「*(アスタリスク)」のカラー、コーラルもオフィスのアクセントとして取り入れています。現在、3フロアのうち、2階は来客用の会議室エリア、4階はイベント開催などもおこなうオープンエリア、5階を執務エリアとして使用しています。
いいえ、スタッフが読みたい本を会社で購入しています。わが社はエンジニアが多いので、スキルアップの一環として費用負担していますが、ひと月の購入費が30万円になることも(笑)。この「Edmond(エドモンド)」という書籍検索システムは、読みたい本がどこにあるのかをすぐに見つけられるようオリジナル開発しました。
スタッフからは「みんなでオープンに話せるスペースと、1人で集中できるスペースが分かれているのが良い」との声を聞きます。また、4階のオープンエリアを増床したことで、月1回開催しているイベントに「社外の友人を誘いやすくなった」とも言われました。ちなみに、このイベントを軸にしてスタッフの紹介による、いわゆるリファラル採用が増えたように思います。
ギフトで、「人と人」「人と企業」「人とまち」をつないでいく。
チームの垣根を越えてオープンに話ができる仕掛けとしてコーヒーと本の存在がキーアイテムになっていたギフティ。ポジティブなサイクルをとても大切にしている株式会社ギフティはどんな事業に取り組んでいるのか。代表の太田睦 氏にお話を伺いました。
この時代≒個の時代だからこそ。カジュアルギフト文化の創出に取り組む
私たちは、“ギフトで、「人と人」「人と企業」「人とまち」をつないでいく。”というミッションを掲げています。
世の中は便利になる一方で、人の ‛ぬくもり’ をお感じる機会が減っているように思います。しかし大切な人に自分の想いを伝えたい、相手にもそれを受け取ってほしい、という気持ちはみんなあるのではないかと。その気持ちをどうしたら気軽に、互いの負担が少ないカタチで伝えられるのか──
そこで、オンラインで気持ちを贈ることができる eギフトサービス「giftee(ギフティ)」をスタートしました。
「giftee」は、30 円から eギフトを贈ることができます。受け取った相手も負担を感じない価格帯の eギフトも多く、メールやSNSを通じて、送られてきたURLをクリックすればすぐにギフトの交換が可能です。
現在、日本全国の大手コーヒーショップやコンビニエンスストア、レストラン等の商品の中から eギフトを選べるようになりました。取り扱い商品は、全国 55,000以上の店舗で引き換えることができます。
また、受け取るのにアプリダウンロードや会員登録の必要はありません。ギフトとメッセージをとにかく気軽に贈ることができるんですよ。
自身に芽生えた小さなホスピタリティ。それをカタチに
キッカケは私の大学時代にあります。最近は、SNSで友人の誕生日を知らせてくれる機能がありますよね。しかし誕生日がわかっても、プレゼントを選んだり買いに行ったりする時間、プレゼントを渡すために会う時間が無かったり、住所が分からなくて郵送できなかったり、ということも多々ありました。
せっかく自分の中に「何かしたい」という想いが芽生えたのにアクションできず、ずっとモヤモヤした気持ちがあったんです。
近年はコミュニケーションツールが発達してメッセージはすぐに送れますが、それだけだと何だか味気ない気がしませんか。例えば、コーヒー1杯だけでもプレゼントが届くと、けっこう嬉しいかなと。
また、休暇で地方に行くと、そこでしか食べられないけどものすごく美味しい!というものがあって。そういう喜びを何らかのカタチで仲間と共有したい、といったような想いもありました。
そうした小さな喜びや感謝を、オンラインでスピーディーに届けることをイメージし、2011年のサービス開始に至りました。
eギフトに潜む可能性が新領域を広げていく。正に“繋がる”eギフトの輪
個人ユーザー向けの「giftee」以外にも、法人がキャンペーン等で eギフトを送ることができる『giftee for Business』を展開しています。もちろん各セグメントごとに競合はいますが、eギフトのプラットフォームを生かした、eギフトの発券、流通、販売、決済、管理までトータルで提供できるのはギフティだけだと思っています。
某大手コミュニケーションアプリの eギフトも、実は基盤はわが社であったり、電子チケット、タクシーチケット、地域通貨と多岐にわたり事業を広げています。いつの間にか競合がパートナーでもあり、ライバルでもあり。様々な業界や企業と関わりを持てて、切磋琢磨できるのが強みです。
運・縁・勘 をもとに。自信はあるけど謙虚な人と働きたい
ありがたいことに上場やデジタル化の追い風もあり、わが社もさらなる成長を見込んでいます。それに伴い、積極的にメンバーを採用しています。
採用のポイントは、「運(うん)」と「縁(えん)」と「勘(かん)」です。情熱を内に秘めているような‥自信はあるけど、その自信は内に秘め謙虚である、そんな人と一緒に働きたいです。
現在入社しているメンバーは様々なバックグラウンドを持っていて個性がバラバラなんです。そして、giftee のコンセプト “Send a small Thank you” に共感してくれています。そうした個性たちが、例えば 1枚の絵のように、真っ白なキャンバスに色彩を添えてカラフルに輝く場であって欲しいと願っています。
Hiroko Okamura
<執筆・編集>
ヤマザワノリコ
(一部画像:株式会社ギフティさまご提供)
※記事の内容は公開時のものです
〒141-0022 東京都品川区東五反田5-10-25 齊征池田山ビル2階
https://giftee.co.jp/