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物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現へ。従業員が世界へ羽ばたくこだわりのオフィス! | CBcloud株式会社

物流DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現へ。従業員が世界へ羽ばたくこだわりのオフィス! | CBcloud株式会社

by BABA 2020.06.04

物流業界の構造的課題を解決し、新たな社会インフラを構築していく会社「CBcloud株式会社」。秋葉原駅中央改札口から徒歩3分の新オフィスのコンセプトや事業にかける想いを伺いました。

物流業界の構造的課題を解決し、新たな社会インフラを構築していく会社「CBcloud株式会社」。秋葉原駅中央改札口から徒歩3分の新オフィスのコンセプトや事業にかける想いを伺いました。

業界変革の出発点。コンセプトは「AirPort×CBcloud」。

広くて駅から近いオフィスで従業員がのびのび働く

ーー2020年3月に神田から秋葉原へ移転されたと伺いました。オフィス移転の経緯を教えてください。

2016年に以前のオフィスへ移転したのですが、今後の事業拡大に向けた従業員増加を見込んでより広いオフィスが必要だと判断し、移転を決めました。

ーー移転する際に、秋葉原を選ばれたのは何故なのでしょうか。

オフィスの要件はアクセスの良さと広さ、この2つ。それらを満たしている場所として、秋葉原のビルを紹介していただきました。

従業員が通勤したり、営業に行ったりする中でアクセスの良さは必須だったので、山手線沿線で駅から徒歩10分以内のいわゆる駅チカ物件を探していたんです。

また先ほども話した通り、増床移転なので広さも大きなポイントでした。ここは1フロアに200〜250名が入るほど広いため、移転後はのびのび仕事ができるようになりましたね。
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会議室の数が2倍になったことや化粧室の数が増えたこと、何より以前は複数のフロアに分かれていたオフィスが1フロアになり移動が少なくなったこと。それらがオフィスでの過ごしやすさにつながっていると実感していますね。

このオフィスから羽ばたき、社会に影響を与えていく

ーー続いて、オフィスのコンセプトを教えていただけますか?

コンセプトは「AirPort×CBcloud」です。

社名である「CBcloud」は、積乱雲を意味しているんです。積乱雲は雲の中で最も急成長する雲。そこから「急成長する会社になりたい」という想いを込めて、社名に採用し、オフィスも空や空港をイメージしたデザインにしました。

従業員や会社そのものが成長して、業界を変革していく。その為の出発点としてのオフィスなので「AirPort」をコンセプトにした内装にしています。

ーー従業員と会社が空高く飛ぶための出発点。素敵なコンセプトですね。どのような内装になっているのでしょうか。

例えば、ワークスペースの真ん中には滑走路があり、壁には飛び立つ飛行機が描かれています。
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そのほかにも、エントランスは飛行機の搭乗口をイメージしていたり、実際に活躍していた飛行機の座席があったり。飛行機が好きな人はもちろん、誰もが思わずわくわくするような内装になっていると思います。

自然なコミュニケーションが生まれる設計

ーー移転後、社内メンバーや来客からはどのような声を聞きますか。

特に女性メンバーからの評判がいいですね。というのも女性用化粧室にはお化粧台があったり、各自に専用ロッカーがあるんです。女性への細かい気遣いが感じられるオフィス環境だ、と喜んでもらっています。あとは従業員のワークスタイルに合わせて使用できる窓際のデスクスペースも好評です。

訪問されたお客様からは「いいところですね」とか、16階からの景色を見て「すごい眺めですね」といった声をいただきます。

そのほかにも、「エンジニアは個人で黙々と作業するイメージがあったけれど、ここではコミュニケーションを取りながら皆さんで仕事されるんですね」と言っていただくこともありました。もちろん活発にコミュニケーションを取るメンバーが多いこともあるのですが、コミュニケーションが取りやすい設計を目指したので、そう言っていただいたことはとても印象に残っています。

ーー松本様が気に入られているポイントはありますか。
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一番のお気に入りは飛行機のシミュレーターゾーンです。ここにあるシミュレーターも実際に操縦士のトレーニングで使用されているもので、座って操縦することが可能です。ちなみに、従業員以外の方も操縦することができます。お客様が「おもしろかった!」と興奮しながら帰られる姿を見るとこっちまで楽しくなりますね(笑)
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またダーツやビリヤード、バーカウンターなどを設置したリラックススペース気に入っています。僕は社内でのコミュニケーションを大事にしているので、メンバー同士の自由なコミュニケーションが生まれるこのスペースが大好きです。

ITの力で運送サービスに新しい価値を創出し続ける

登録フリーランスドライバー数№1!運び手と荷主をつなぐ『PickGo』

ーー改めて、貴社の事業内容について教えてください。

CBcloudは物流業界の課題を解決するプロダクトを提供している会社です。

実は元々、運送事業を手がけていた会社がベンチャーに転身してできた会社なんです。今でこそ物流ベンチャーが増えていますが、実際に現場に出て、運送業務をしてきた経験のある会社はほとんどないと考えています。

そして、物流の現場をこの目で見てきたからこそ、物流に従事する方々の価値を可視化して、世の中に伝えていきたいという想いを持っています。その想いから「『届けてくれる』にもっと価値を。」というミッションを掲げ、物流全体を変えていくために日々、邁進しています。
ーー具体的にはどのようなプロダクトを提供しているのでしょうか?

法人向け・個人向けのプロダクトが合わせて3つあります。

1つ目がフリーランスドライバーと荷物を届けたい人を即座につなぐマッチングプラットフォーム『PickGo』です。物流版のUberと言えば、よりイメージしやすいかもしれません。

現在15,000名を超えるドライバーさんにご登録いただいており、国内№1のプラットフォームに成長しました。結果としてスピードに関しても日本で1番早く手配できる手配できる配送サービスになりました。

ーーなぜ、そこまで成長させることができたのでしょうか?

フリーランスドライバーの目線に立って、サービスを作ったからだと思います。私自身、ドライバーの経験があるので、ドライバーが置かれている現状やどのような問題がドライバーを悩ませているかを知っています。

例えばドライバーはガソリン代や駐車場代などのキャッシュアウトのタイミングが早いため、手元に残るキャッシュが少なくなることに悩まれるケースが多いんです。そこでキャッシュフローを改善するために、業界初の即日入金システムを導入しました。他にも、ドライバーが日々品質の高い配送をすることで、収入が上がる評価システムを導入し、ドライバーと荷主の両者にメリットのある機能が搭載されています。
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運送業務の効率化を図る業務支援システム

ーー続いて、残り2つのプロダクトについて教えてください。

2つ目は、誰でも一定の生産性を保って宅配ができる配送業務のトータルサポートサービスである『SmaRyu Post』です。

なかなか想像しにくいと思いますが、配送の世界は属人的でアナログな業務が多いんですね。その結果として生産性が低かったり、若い方々が定着しにくい環境になっていたりという大きな課題が生まれています。

『SmaRyu Post』は、ドライバーに荷物をトラックに積み込む順番を教えたり、配送するルートの順番を教えたりなど、宅配に必要なサポートを網羅しているため、利用することでこれまであった配送の課題を解決し、配送の効率と品質の向上につながります。

ASKUL LOGIST株式会社などの大手キャリアに導入していただいているという実績も大きな特徴だと思います。

ーー3つ目のサービスはどのようなものですか?

3つ目は、運送業務に必要不可欠な運行管理から経営管理までサポートする『SmaRyu Truck』です。

現在、日本には63,000社の運送会社がありますが、そのほとんどが小規模の運送会社なんですね。1社あたりの保有台数が約10台ほどの運送会社が集まり、日本の物流を支えているのが現状です。

そのような小規模経営の運送会社は、例えば、車のスケジュール管理に紙を使用していたり、非効率な業務が多い傾向にあります。その非効率な点をITの力により業務を可視化し、運送業務の課題を解決するサービスが、『SmaRyu Truck』です。具体的には、トラックのスケジューリングから、位置情報の可視化、依頼書・発注書の作成などをサポートしています。

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従業員の価値向上に力を入れていきたい

ーー今後の事業にはどのような目標をお持ちですか。

『PickGo』については、既存の配送サービスに新たな価値を加えた「配送×〇〇」の形で新サービスを展開させていきたいと考えています。

実際に先日、「PickGo 買い物代行」という24時間配送可能な買い物代行・配送サービスをリリースしました。新型コロナウイルスの影響に伴い、急増する買い物代行のニーズに応えるため、急遽開発・提供に至りました。

「荷物を運ぶこと」だけがドライバーの仕事。私はそのような世間の印象が、ドライバーの社会的な地位の向上を阻む1つの要因だと考えているんです。だからこそ、事業を横展開することで、ドライバーが提供する価値を変えていきたいと思っています。

ーー物流業界の変革のため、全力で取り組んでいらっしゃるんですね。

そうですね。ただ物流業界はマーケットが大きく、長い歴史を持っているので、私たちの力だけでは変革は成し遂げられないと考えています。ですから、業界全体で協力し合い日本の物流を良くするための取り組みをしています。

加えて、物流の面白さや、物流にITを組み込むことでどのように自分たちの暮らしが変わっていくかを、既に物流業界にいる方だけでなく、物流のことを知らない方にも伝えていきたいと思っています。オフィスには大きなイベントスペースがあるので、そこを活用していきたいですね。
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当社では運送に従事している方々の価値を上げていくことをミッションや意思決定の基準に定めていますが、それらは当社で働く従業員の価値が上がらないと実現しないこと。だからこそ、従業員が成長できるような、働き方や働きやすい環境づくりにはこれからも力を入れていきたいと思います。
CBcloud株式会社 代表取締役CEO 松本 隆一

CBcloud株式会社 代表取締役CEO 松本 隆一

1988年生まれ、沖縄県出身。高校時代に独学でプログラミングを修得。自身が通っていた「東進衛星予備校」の授業配信システムを開発し同校に導入、現在も採用されている。高校卒業後、航空保安大学校を経て国土交通省に入省。航空管制官として羽田空港に勤務。2013年に退省、他界した義父の運送業を継ぎ、配送ドライバーを経験。同年CBcloud株式会社を設立。

東京都千代田区神田練塀町300
住友不動産秋葉原駅前ビル16階
https://cb-cloud.com/

<撮影・文>
ライター Sae Kasahara

※記事の内容は公開時のものです